BLOG

今から約3年前に「高地トレーニングマスクは高地トレーニングの代わりにはならない」というブログを書いたのですが、少し前から平スポでyoutubeチャンネルを初めているので、改めて動画で検証してみました。チャンネル登録おねがいします!

ご存知の通り、低酸素環境では血中酸素飽和度(SPO2)が低下します。SPO2の標準値は96%〜99%。平常状態で90%を下回るようであれば在宅酸素療法の対象となります。新型コロナウイルスに罹っても無症状の時からSPO2が低値を示すという話もあります。

 

Koachでは、Room内を標高2500m前後に相当する酸素濃度に設定し、一般の方ではSPO2:85%をおよそのターゲットとして(アスリートでは80%)トレーニングを行います。このSPO2が低下することが高地トレーニングの特徴であり、これによって通常ではありえないトレーニング効果を得る事ができます。この環境でトレーニグをすることにより、SPO2が下がらなくなってきて、高地順応やエネルギー代謝の改善、持久力の向上やパワーの増大などが期待できます。

さて動画では初めにKoachのRoomAで、およそ100w〜150wくらいの軽い負荷で5分間ワットバイクを漕ぎました。
高地トレーニングルームでは、SPO2が88%まで下がり、心拍数は135まで上がりました。
強度を上げたらもっとSPO2は下がったと思います。

続いて、高地トレーニングの設定をします。

高地トレーニングマスクは画像のように付属のアタッチメントが数種類あり、この組み合わせにより空気抵抗を増減し、呼吸を制限します。簡単に言えば空気がなかなか入ってこない状態。
Koachの標高に合わせるため、マニュアルの9000ft(標高約2700m相当)に設定しました。

高地トレーニングルームと同じ負荷で漕ぎましたが、運動中はとにかく呼吸が苦しいです。吸っても吸ってもなかなか空気が入ってこない感じ。でも心拍数は上がりますがSPO2は一番下ったときで96%(標準値内)でした。

やはり前回のブログで書いたとおりの結果とはなりましたが、高地トレーニングの代わりにはならないですが、トレーニングにならない訳ではありません(これも前回書いた)

呼吸筋のトレーニングにはとても良いです。

気になった方はぜひ動画をご覧ください