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NHKスペシャル「人体」
その第1集で、わかりやすく高地トレーニングの効果が説明されていましたので紹介します。

舞台はアメリカ標高2100mのフラッグスタッフ。
この場所は歴代の競泳日本代表チームが高地合宿に訪れる場所。
ここにリオ五輪金メダリストの金藤選手を始めとする東海大学水泳部が訪れます。


高地合宿をすると必ずその後にいい結果が出ることはわかっているので、大切な試合の前には必ずここに来るそうです。

「Koach」でも必ず測定するSPO2(血中酸素飽和度) 平地では96%を切ることはまずありませんが

この時はなんと89%(死にません笑)
ちなみにKoachは通常標高換算で2500m設定。SPO2は85%(アスリートは80%)を目指します。

しかし2週間も経つと身体はこの酸素が薄い環境に慣れはじめ、SPO2は下がらなくなってきます。

これがいわゆる高地順応です。

(Koachでも個人差はありますが週2回1回30分のトレーニングでも早い方で2週間目くらいから高地順応しはじめます。)

これは体内にある変化が起こるからなのですが、それは腎臓から出るある物質が鍵を握っています。

それはEPO(エリスロポイエチン)と言われるホルモンです。

エリスロポエチン(英語: Erythropoietin; 略称: EPO)とは、赤血球の産生を促進する造血因子の一つ(ホルモンともサイトカインとも)。分子量は約34000、165個のアミノ酸から構成されている。血液中のエリスロポエチン濃度は、貧血、赤血球増加症などの鑑別診断に用いられる。腎性貧血の治療に主に使用されているが、ドーピングにも使用され問題となっている。

エリスロポエチン(EPO)は赤血球の増加効果を持つことから、筋肉への酸素供給量を高め持久力を向上させる目的で、長距離系スポーツ(自転車競技、クロスカントリーなど)のドーピングに使用されている[6]。2009年には複数の自転車競技選手からEPOが検出された[7]。また2013年1月には、ツール・ド・フランスで7回優勝したランス・アームストロングがオプラ・ウィンフリーとのインタビューで、かつてEPOを使ったドーピングを行なっていたことを認めた

そう、とても効果があり、また尿検査から長年検出できなかったこともありドーピングにも多用されてきた物質です。もちろん自分の身体から放出しているものはドーピングにはなりません。ドーピング検査に引っ掛かるのはあくまで外部から取り入れた場合です。

このエリスロポイエチンは骨髄に運ばれ、ここで赤血球を増産します。

今回の合宿でも金藤選手の赤血球の割合は画面のように上昇しました。

 

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