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こんにちは。平スポの石井です。

8月の施設休館日を利用して工事を始めた高地トレーニング専門スタジオ

ついに完成しました。

じゃーん!

いや、この状態には8月下旬にはすでになっていたのですが、室内の高地環境を「安全に安定」させるために、どのように低酸素環境を再現するマシンを稼働させていくか試行錯誤をしていました。
ただスイッチを入れれば良いってものではないんですよね。

このマシンが高地環境を再現するためのジェネレーター。
「koach」では、このマシンを通して空気中の酸素と窒素を分離。酸素濃度の低い空気を作り出し密閉空間へ送り込んでいます。

部屋の中の酸素濃度はこれくらい。

初めは、ほとんどの方が高地馴化されていないので、およそ15.5%前後の酸素濃度で環境を保つ予定です。
通常の待機中の酸素濃度はおよそ20.9%。これが約5%低下すると、標高約2300〜2400mの高地環境と同等になります。
富士山の吉田口5合目あたりでしょうか。高地トレーニングは約2200m〜2800mの標高で充分の効果を得られると言われています。ちなみに高地トレーニング合宿の拠点として頻繁に使われるアメリカコロラド州のボルダーの標高はおよそ1650mです。15.5%でも結構きついですよ^^

通常、高地では当然気圧が低いのですが、「Koach」は常圧低酸素というシステムを採用しています。部屋の中と外とで気圧の変化がありません。
低気圧が近づいているだけで調子の悪くなる人がいますよね。ほとんどの高山病は気圧が低い事が原因で起こります。「Koach」内は低地環境と同じ1気圧なので高山病の様な症状をほとんど起こさず安心してトレーニングを行う事ができます。

これから少しずつブログで「Koach」の事を紹介していきます。

正式オープンは10月3日の予定です。お楽しみに!